松川賞は、今年で10回 「松川賞」に応募しませんか
今から75年前(1963年)、福島市郊外で発生した松川事件(列車転覆)は、14年と5回にわたる長期裁判を経て被告全員の(完全)無罪が確定しました。
この事件の被告とされた20人は、獄中から無実を叫ぶ文集『真実は壁を透して』を出版。この本は、当時の作家(志賀直哉、吉川英治、川端康成、広津和郎、宇野浩二、武者小路実篤等他)や文化人の皆さんの心を揺さぶりました。文集に感動された作家や文化人たちは、最高裁等の裁判長に連署で「公正裁判」を要請しました。これは松川救援運動が大きく発展するきっかけとなりました。正に、文学の力は偉大です。「松川賞」創設の趣旨にそい、『松川事件』に関連した文学や評論、冤罪事件等に関する幅広い作品を募集することにしました。皆さんのご応募をお待ちしています。
2024年2月 松川賞運営委員会